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外貨預金はやめとけ!初心者に絶対おすすめしない理由6選

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日本でお金を預けていて、毎年少しずつでも増えていく時代は終焉を迎え、現在は雀の涙ほどの金利しか得られないようになりました。

 

また、2024年の上半期に新しい通貨(新紙幣)へ切り替えが行われることや、マイナンバーカードと保険証・運転免許証の一体化がされるといった状況から、全口座の紐づけも強制され『預金封鎖』が行われるのではないかという噂も流れています。

そこで注目されるのが外貨預金です。

金利であることからお得だと宣伝され、また預金封鎖対策として外貨をもつことが対策になると言われますがそこにはいくつかの落とし穴があります。

結論から言うと、初心者は安易に手を出してはいけない商品です。

 

節税したいなら、ふるさと納税がおすすめ。

返礼品だけでなく、支払った税金の使い道を指定できるメリットもあります。

kowaniblog.hatenablog.com

 

 

読者の疑問

外貨預金って何?

預金封鎖対策で外貨預金を行うべきなの?

外貨預金の注意点ってある?

銀行で勧誘されて迷っている

円高・円安って?

為替って何?

 

といった方に参考にしていただけます。

 

 

 

外貨預金とは

円を外国のお金に替えて銀行に預けることです。

日本の大手銀行の金利は、0.001%といった低水準であり、この金利で100万円を預けたとしても1年で10円(税引き前)しか増えません。しかし、外国は金利が日本より高水準であることから、外貨預金を行うことで利益を得ることができるという名目で宣伝が行われています。

 

 

初心者が外貨預金に手を出してはいけない理由

往復の為替手数料がかかる

為替手数料というのは、円を外国のお金に交換する時にかかるお金で、両替手数料のようなものです。

例えば、円をドルに両替する際に1円の手数料が、ドルを円に戻す際にも同じく1円の手数料がかかります。

つまり、100円を預けたら98円に減って戻ってくる計算になります。

 

大手銀行の場合、1米ドル=2円、1ユーロ3円、1英ポンド=8円、1スイスフランあたり1円80銭、1オーストラリアドル=5円、1ニュージーランドドル=5円10銭、その他=最大16円の往復の為替手数料がかります。

 

たった2円と思っても、10000円預けた場合は9800円、100万円預けた場合は98万円となり、大きなお金となることがわかります。

投資信託の購入の際の手数料は、0.2%を超えると安くない部類に入ることを考えると、

受け取るまでに常に2%の手数料がかかるのは、かなり高額と言えます。

 

利息には税金がかかる

利息には税金が20%かかります。

 

 

100万円を1年金利2%で預けた場合
    為替手数料が2%と仮定すると98万円になる。
    金利2%だと、98万×0.02=19600円の利益がでる。
    ここに20%税金がかかると税引き後15680円が手元に。
    98万+15680円=995680円が最終的に自分のもの。 =元本割れ

 

金利2%の商品を為替手数料2%で100万円を外貨預金すると、1年後には995680円となり、資産が減っているのがわかります。

 

節税したいなら、非課税で運用できる国の制度。積立NISA一択です。

kowaniblog.hatenablog.com

 

為替リスクがある

預けているのは外貨であり円高・円安は読めないためギャンブルとなります。

円高・円安とは

1米ドル=110円の状態から、1米ドル=100円となれば、ドルが値下がりしている=円高

1米ドル=110円の状態から、1米ドル=120円になれば、ドルが値上がりしている=円安

 

1ドル110円のとき、円を1000米ドルに替えると11万円となります。(掛け算です)

 

    1米ドル100円(=円高)の時に交換すると、10万円になり、1万円減少(為替損益)
    1米ドル120円(=円安)の時に交換すると、12万円となり、1万円増加(為替差益)

 

 

つまり、円高の時に預入して、円安の時に戻すことで利益を得る仕組みです。

 

しかし、慣れていない初心者にとって為替レートの変動を予測することは、極めて難易度が高く、円高の時に戻してしまうことで損をする可能性があります。

 

 

例えば、ブラジルで金利6%の商品があったとします。日本円で金利6%であれば、かなりの高金利で魅力的ですね。しかし、現地通貨であり日本円ではないため、そのお金自体の価値が変動することによって、10%の利息が付いたとしても、現地通貨の価値が日本円の半分になったとしたら、大幅に元本割れする可能性があります。

 

金利だけに惑わされず、現地通貨の不安定さというリスクを心得る必要があります。

 

外国の銀行は日本の銀行とは違う

日本に住んでいれば、銀行が突然倒産してしまうということは滅多に起こりえないことです。しかし、外国(特に新興国)であれば、ある日突然銀行が倒産して、給料が引き出せなくなるといったことが起こりうるため、現地の人々は給料が振り込まれたらすぐに引き出すように用心しているほど、銀行というものは信用がない存在です。

 

なぜ外国(特に新興国)は、高金利になるのか、その仕組みを理解していきましょう。

 

 

なぜ高金利で預金できるのかというと、お金を貸す相手の返済能力にリスクがあり、それだけ高金利にしないと誰にもお金を預けてもらえないからです。

例えば、金利6%の商品であれば、お金を貸した人からそれ以上の利息を付けて返却をしてもらわなければ、銀行は利益を出すことができませんよね。しかし、賢い人や返済能力のある人であれば、高額な利息を払わずとも、お金を借りることができます。

つまり、低利息でお金を借りることができないような、返済能力に疑問が残る人々が藁にもすがる思いで、高金利の銀行からお金を借りているのです。

そのお金が返済されなければ、預けた預金がなくなってしまうリスクも懸念されます。

 

 

外国へ行けば利益はでるの?

確かに外国へ行けば、為替手数料が片道で済んだり、為替リスクを考えなくていいというメリットもあるかもしれません。

しかし、金利が高い銀行は基本的に新興国であり、新興国はインフレであるという注意点もあります。

インフレとは物の価値が上がって通貨の価値が下がることです。

例えば、現地で銀行に預けて年利10%の利益を得られたとしても、物価も10%上昇していたらプラマイゼロとなります。

また、非居住者の定期預金には15%など税金がひかれることがあることにも注意が必要です。

 

 

銀行に手数料を支払っている

日本の銀行を介して外国に預金をした際には、為替手数料の他にも手数料が銀行に支払われています。仲介手数料というイメージです。

自分で外国に預けたら金利3%なのに、銀行を介して預金することで金利1%になっているという具合です。その差額が銀行の利益となっています。

もともと、銀行が設定している利率であり、あとから何か手数料を支払わなければいけないということではないためわかりにくいですが、実は支払っているということは心の片隅にとどめておきましょう。

 

預金保護制度(ペイオフ)の対象外

通常、日本で銀行に預けた場合、万が一金融機関がつぶれた場合などの不測の事態があった場合でも、1金融機関につき元本1000万円までと、破綻日までの利息が保証される制度があります。しかし、外貨預金は預金保護制度の対象外となるため、預けた金額が0になるリスクがあることを頭に入れておきましょう。

 

※ただし、日本で預金封鎖が行われた場合は預金保護制度も機能しないものと思われます。

 

誤解を招く表現

「3ヶ月もの1%の商品ですよ」というキャンペーンがあったとすれば、それは罠かもしれません。

上記のキャンペーンを聞くと、3ヶ月で利息1%増えるの?と思うかもしれません。

実際には、実は年利計算で3ヶ月までしか、1%は適応されないという意味です。

 

3ヶ月預けて利息が1%であれば、100万円を3か月間預けたら101万円になり、1年預けると単純計算で104万円となる計算です。

しかし、実際にはいいレートの金利が3か月間しか適応にはならないので、

年利1%が3か月間適応になるため、100万円を3ヶ月預けると2500円しか増えない計算となります。

そして、3ヶ月経過後は金利が大幅に下がる可能性が高いです。

 

もしかしたら、契約書の片隅などに注意書きが書かれているかもしれませんが、銀行窓口で勧誘された知識のない高齢者であると、そこまで注意が向くこともないまま契約してしまう可能性があります。

 

そもそも、そういった大切なことを隠して契約させようとするのは、自分の利益しか考えておらずかなり悪質とも言えます。

外貨預金のメリットばかりを話して契約させようとする人なのか、デメリットについても説明があるのか等も、契約の際は確認すると良いでしょう。

 

外貨預金のキャンペーンがあれば、それは年利計算なのかどうか、有利な金利の期間が過ぎた後の金利はいくらなのかを確認して、納得したうえで契約するようにしましょう。

 

外貨預金のメリットは?

上記の理由から、外貨預金を初心者が実施したとしても、利益を得られる可能性は低く、またリスクが高すぎると言えます。しかし、外貨預金にもメリットはあります。

それは、資産防衛になることです。

もし、国際社会の中で日本円の信頼が低下して大幅な円安となった場合に備えて、外貨を保有して資産を分散させておくことで、円安のショックを軽減することができます。

(円安となると、輸入品を購入するのに多額の円が必要となり、食料など生活必需品が高額になり、生活に打撃を与えることになります)

 

外貨預金は預金封鎖対策になるの?

預金封鎖対策で、円の資産を分散させたいなら、外国の銀行口座を持つ必要があり、日本の銀行で外貨預金を行っても意味はないと思われます。

 

預金封鎖対策であれば外国へ行く、不動産や金・銀に資産を分散させるといった対策もありますが、預金封鎖が行われるような状況では財産税として徴収される可能性もあり、完璧な対策とは言えません。

 

外貨預金で損をしないためにやるべきこと

外貨預金は初心者にはお勧めできないと話しましたが、それでもやりたいという方や、非初心者の方向けに、損をしないために、気を付けるべき点を挙げていきます。

 

時間の分散

円高の時に預入して、円安の時に戻すのが理想であると話しました。

しかし、初心者が為替の相場を予測することは困難極まりないです。

為替リスクを少しでも抑えるために、預入のタイミングを分散しましょう。

 

1度に預入をしてしまうと、最も円安の時に購入してしまい大損するリスクが高まります。

投資にギャンブル性を求めることは致命的となります。

堅実にお金を増やすように心がけましょう。

 

通貨の分散

複数の通貨に分散して投資をするようにしましょう。

1つの通貨にしか投資をしないことで、その通貨が円高になった際に大きな損失となる可能性があります。

 

余剰資金を使おう

外貨預金は、為替変動により利益が出るタイミングと、損をするタイミングがあります。

お金が必要になった時に、外貨預金から引き出そうとすると為替相場によっては元本割れをする可能性があるため、しばらく引き出さなくても大丈夫な余裕資金を使うようにしましょう。

 

手数料は安く抑えよう

全てにおいて言えることですが、店舗のある銀行よりも店舗のないネット銀行や証券会社の方が、より手数料が安い傾向があります。手数料は利益に直結するので、手数料の安い場所で行いましょう。

 

結論:外貨預金は元本割れリスクが高い

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