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強オピオイドの特徴と使い分け(モルヒネ・オキシコドン・フェンタニル)看護

こんにちは。コワニブログです。

中くらいから強い痛みに用いられる強オピオイドには、モルヒネオキシコドンフェンタニルなどがあります。

モルヒネオキシコドンフェンタニルは、μオピオイド受容体に作用し同じような作用機序や薬理作用をもつため、似たような作用・副作用があるお薬です。

今回はそんなモルヒネオキシコドンフェンタニルの特徴・違いについて看護師さん、看護学生さん向けに解説します。

 

読者の疑問

オピオイド一覧を見たい

オピオイドの副作用、特徴、使い分け、看護は?

モルヒネオキシコドンフェンタニルの違いは?

モルヒネはなぜ腎障害のある人には使えないの?

デュロテップMTパッチやフェントステープの貼り方は?入浴はしていいの?

 

 

オピオイド一覧

オピオイドであるモルヒネオキシコドンフェンタニルの代表的な薬剤や投与方法を図にまとめました。

  モルヒネ オキシコドン フェンタニル
経口 徐放製剤 MSコンチン オキシコンチン -
速報製剤 モルヒネ水(オプソ) オキノーム散 イーフェンバッカル(頬粘膜吸収錠)
モルヒネ散、錠 アブストラル(舌下錠
静注 モルヒネ塩酸塩注射液 オキファスト フェンタニル
経皮 - - フェントステープ
デュロテップMTパッチ

 

オピオイドの違い

モルヒネの特徴

モルヒネの特徴
  • 歴史が長く、臨床でも最も使用される
  • 腎機能悪い人には注意
  • 全身投与は呼吸困難に有効

モルヒネは肝臓でグルクロン酸抱合を受けてM6Gとなり、M6Gは鎮痛や眠気などの作用などがあります。M6Gは、腎臓から排泄されるため、腎機能が低下していると体内に蓄積し、傾眠、過鎮静、悪心、せん妄、ミオクローヌス等の副作用が出現するリスクがあり、注意が必要です

※ミオクローヌスは、四肢、体幹、顔面に生じる意識消失を伴わない不随意運動。

オキシコドンの特徴

オキシコドンの特徴
  • 腎機能が悪い人も使える
  • 非がん患者の慢性疼痛にも有効
  • CYPで代謝されるため、薬物相互作用に注意
  • 呼吸困難への効果はモルヒネよりも弱い

 

オキシコドンは、CYP3A4とCYP2D6で代謝されますが、CYPを阻害・誘導する薬剤は多いため薬物相互作用に注意が必要です。

モルヒネと違い、腎臓で代謝されないため透析患者などにも使用できます。

薬物相互作用に対しては、

選択的セロトニン再取り込み阻害薬のほとんどはCYP2D6を阻害します。

 

フェンタニル

フェンタニルの特徴
フェンタニルの特徴

肝臓でCYP3Aで代謝されます。(貼り付け薬は初回通貨効果を受けません)

モルヒネよりも鎮痛効果が強いため、フェンタニルから始めることはできず、モルヒネオキシコドンからの切り替えで使用されます。

フェンタニル貼付薬の看護

経口投与が困難な人にも使えて便利な貼り付け薬ですが、経皮だと皮膚の温度や状態により吸収量が変化し、投与量の調節が困難といったデメリットもあります。

→特に終末期は過量となっていないか、呼吸状態や意識レベルを確認しましょう。

デュロテップMTパッチは72時間ごと、フェントステープは24時間ごとの切り替えで効果が持続します。

注意点は以下の通りです。

  • 痛みのある部位ではなく、上腕、大腿、胸部、腹部に貼る
  • 炎症や損傷部位、体毛が多い部位を避け、血流豊富で汗をあまりかかないところにしっかりと密着させる
  • 熱によりフェンタニルの吸収量が増加するため、直射日光やカイロ、サウナ、熱いお湯への入浴はNG
  • 入浴により吸収量が増加したり、はがれやすくなるため交換時に入浴してもらうのがベスト。無理なら、入浴後にしっかり水分をふき取り、剝がれそうなら縁を医療用テープなどで補強する。

 

まとめ

 

 

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