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麻薬の三大副作用のメカニズムと対策は?|看護

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こんにちは。コワニブログです。医療用麻薬は効果が強い分副作用も強く、便秘、悪心・嘔吐、眠気、呼吸抑制、排尿障害、せん妄、幻覚などに注意が必要です。今回は、三大副作用のメカニズムと対策について簡潔にまとめています。

随時追加・修正していきます。

 

 

麻薬の三大副作用について

便秘

ほぼ100%の患者に出現。耐性はなくずっと付き合っていく必要がある。

腸蠕動運動の低下、大腸における水分吸収促進、肛門括約筋の緊張亢進、消化酵素の分泌抑制などで便秘を生じる。

→離床や水分摂取の励行、下剤の予防投与を行う。

Ex)

便の水分保有を増加させる浸透圧緩下剤 ex)酸化マグネシウム(マグミット)

蠕動運動を亢進させる大腸刺激性緩下剤 ex)ピスコルファートナトリウム水和物(ラキソベロン内用液)、センノシド(プルゼニド錠)、センナ

消化管蠕動運動抑制を阻害する薬で、オピオイド誘発性便秘症に用いるスインプロイク錠

 

悪心・嘔吐

30%で出現。数日から1週間で耐性がつく

末梢性神経路の刺激、化学受容器引金帯(CTZ)の刺激、前庭神経系の刺激、中枢神経系の刺激などが原因で生じる。

プリンペランやノバミンで対策が必要だが、錐体外路症状の出現リスクがあるため長期投与は避ける。(耐性もつくため、投与後1~2週間で減量、中止する。)

 

眠気

数日から1週間で耐性が付く。傾眠傾向は過量投与で生じる。

オピオイド減量、オピオイドスイッチング(他のオピオイドに変更)、ひどくなければ耐性が付くまで待つ等で対策する。

 

がん性疼痛の痛みの評価と、鎮痛薬の使い分けについてはこちらの記事で解説しています。

kowaniblog.hatenablog.com

 

まとめ

  • 便秘は必ず出現し耐性もない
  • 悪心・嘔吐は出現したら制吐剤で対策
  • 眠気は過量投与で生じる