こんにちは。コワニブログです。
この記事を見ているあなたは、身近な人や自分が強迫性障害などの精神疾患に苦しんでいるのかもしれません。
躁鬱は治らないのか治るのか、治るのであれば治し方を知りたいと思っているでしょう。
筆者は子どもの頃、不安障害や鬱病、双極性障害、強迫性障害を経験しましたが、大人になった今では、それまでが嘘だったかのように、全ての症状が消え去りました。
(今でもHSP気質ではありますが)
結果としては、薬使用なしの自然治癒となります。
といっても、人によって環境やキャパも異なるため、筆者と同じようにしたら治るかといえば、それは正直わかりません。
しかし、もし今辛い思いをしている人がいたら、それはあなたが弱いという訳ではなく、環境が合わないだけ=一種のアレルギー反応なのではないかと思います。
筆者はまさしくそれでした。
自分の経験が誰かの参考になったら嬉しいです。
今回は、数々の精神疾患が自然治癒した経験談をお話しさせていただきます。
はじめに
精神症状が出現すると、その症状によって医師に診断され病名を告げられたり、ネットで診断してその病気とぴったりあてはまったりすることがあるかもしれません。
子どもの頃の筆者は、病気で苦しめられていたと思っていましたが、今は少し考えが違います。
ストレスの根本原因があり、それに耐えきれなくなった時に出現するのが病気。
つまり病気は体からSOSを出す手段なのだと思います。
何が言いたいかというと、向き合わなければいけないのは病気ではなくその人自身であるということ。
もし周囲や家族に苦しんでいる人がいたら、病名に惑わされず、なぜそうなってしまったのか、その人自身に目を向けることが大切だと思います。
死にたい子ども時代の体験談
精神症状が出現した理由
話せば長くなるので簡潔にまとめます。
理由は一つではなく複数ありました。
もともとHSP気質であったため
- 言いたいことが言えない(優しすぎて利用されやすい)
- 嫌なことや理不尽があっても断れない
- 言い返すことができず自分の中にため込んでしまう
- 繊細であるため他の人にとって普通のことでも大きなストレスを感じる
- 精神年齢が高かったため、周囲があまりにも子供に思えてしんどかった
また、家庭環境、学校での人間関係、教師も嫌い、塾に習い事、地域性、アルバイト、全てが自分にどこか合わないというかストレスを感じていました。
- もともとSOSを出せない性格&合わない環境で我慢し続ける生活が続く。
- 我慢の限界になり勇気を振り絞って親に相談しても無視される
- 症状悪化
という感じ。
はじめは鬱や不安障害っぽい症状だけでしたが、いつの間にか強迫行為、双極性障害が出現するようになりました。
今思うと即入院レベルですが、親が世間体を気にする人だったので無視され続け一人で耐えるしかない超絶過酷な状況でした。
出現した症状
自分が経験した症状についてまとめます
不安障害
常にネガティブで些細なことでも不安な状態が続きました。
学校に遅刻する夢・宿題を出し忘れてしまう夢などの悪夢を見ては飛び起きていました。
(毎日悪夢を見ていた)
今思えばそんなこと大したことでもないと思いますが、その時の自分にとっては重大なことでした。
鬱病
常に死にたい気持ちや無気力があって、授業中・睡眠中、登下校のタイミングなど場所を選ばず突然涙が流れてくるというのは日常茶飯事。
登校中は吐き気に襲われ、電車を降りて吐くこともあった。朝起きたら気持ち悪くて歯磨きする時は必ずおえってなっていた。
自分には生きている価値も未来もないと絶望していた。
生きているだけで莫大なエネルギーを消費している感覚であるため着替えや風呂、登校、勉強とか本当にそれどころではなかった。
何もしていないのに常に疲れていた。
双極性障害
うつ症状はベースにあるのですが、突然興奮状態になることがありました。ひどい時には5分間隔。
さっきまで泣いていて悲観的だと思ったら突然きれ散らかしたり。
やったこともない競技で自分はオリンピック選手になれると確信したり、D判定なのに▲大学には合格できると言ったり。
今思うと、現実逃避をすることでしか自分の心を守れなかったのだと思います。
強迫性障害
分かっているのに何度も確認してしまう。
家を出るとき鍵を閉めてもう1回確認したはずなのに、しばらく歩いてからもう一回確認しに行く、これを3~4回繰り返し。
時間の無駄だし、何回確認しても不安が消えることはなかったです。
また、不安感からトイレへ繰り返し言ってしまうというのもありました
さっき言ったばかりで膀胱に尿も貯まっているはずもないのに、1分おきにトイレへ。
座っても1滴でるかどうかの世界。
それでも不安でトイレで寝たりなんかもしていました。異常ですよね。
躁鬱に関しては自覚なかったですが、強迫行為が意味のないことだというのは自分でもわかっていました。それでもやめられず辛かったです。
人間関係リセット症候群
これは正式な病名ではないかもしれませんが、卒業のたびに連絡先をきりすべての人間関係をリセットする癖がありました。
例えなかが良い人であっても、嫌いな人と間接的にかかわってしまうと思うと辛くて根こそぎ断ち切っていました。
後悔はなく嫌いな人ともう関わらなくていいという安心感が大きいです。
時々仲良かった友達はどうしているかな?と思ったりすることはあります。
身体の症状
原因不明の肩こりと腰痛に悩まされていました。
病院へ行ってもどこも悪くないと。
しかしストレスから解放されると自然と肩こりや腰痛がなくなりました。
精神症状からくる体の痛みがあるとは思っていませんでした。
双極性障害を自然治癒した体験談
自然治癒した方法3ステップ
ここからが本題です。
筆者は上記の症状と10年ほど付き合いました。
しかし、その後5年間は、死にたい気持ちや躁鬱、強迫行為など一切なくなりました。
自然治癒した方法3ステップはざっくりこんな感じ。
1.時間が経ち大人になった
2.地元をでて環境をかえた
3.自分で選択することが人生の満足度を上げた
子どもの頃は、与えられた住まいに与えられた家族、学校、習い事など。
自分でなにかを選択する機会が皆無だったので、嫌なことも我慢しながら続けるしかなくそれがストレスだった。(親が過干渉タイプだったのもある)
しかし大人になって、地元を出て自分で住む場所、仕事、パートナーなど自分で何かを決めるようになりました。
小さな事なら、今日は何を食べようとか、インテリアや家電を選ぶこと。
小さなことでも自分で選択するってすごく大切なことだと実感しています。
全てが与えられたものだと何のために生きているのかわからない、自分が自分じゃないみたいだとよく思っていました。
本当は大学受験で地元を出たかったのですが、それが叶わず無駄に苦しむ期間が4年追加されました。
しかしその分就職では絶対に地元を出るという強い決意ができ、地元から離れた場所をあえて選びました。(親には一人暮らしなんて絶対無理だと言われていたし反対されていた)
自分で選択するということはもう誰のせいにもできない自己責任ということ。
もちろん辛いことや理不尽もあるけど、選択したことなので後悔はないし、メリットの方が上回る!
嫌なことがあれば逃げればいいだけ。全て自己責任だからこそ、逆に筆者は逃げるという選択ができるようになりました。
(子どもの頃は親に迷惑かけるかもとか考えて自分が我慢するって選択しかとれなかった)
薬を飲まなかった理由
薬を飲まなかったのは、病院にそもそも行かなかったから。
世間体を何より大事にする親だったため病院に行って子供が精神障害者認定されるのが許せなかったのだと思う。
病院に行きたいと言っても行かせてもらえなかったから結果として、薬も飲めなかった。
しかし、薬はただ症状を抑えるだけで問題を根本解決にはならないから、筆者としても飲む必要性はそもそも感じていなかった。
病院に行きたいといったのは、入院が必要になればその間少しだけでも休めると思ったから。
(なんでも我慢したり、自分を追い込んでしまうタイプだったし、周囲の環境も休むことなんて絶対に許してはくれなかった。)
最後にメッセージ
まず、あれだけ死にたいと思っていた自分が、そんな感情から解放される日が来るとは夢にも思っていなかったし、生きていて良かったなとすごく思います。
子どもの頃見えている世界は本当にごく一部だけだし、自由もないし辛かったけど大人になって解決することはすごく多いと知りました。
今では成人年齢が18歳に引き下げられたし、子供であるという環境が合わない人にとっては、向かい風!
もし、今が辛くてどうしようもないならまずは一旦休む
動けるようになったら、自分で何かを選んでみることをしてみて下さい。
選ぶことは自分を知ること。
- 自分が大切にしていることは?
- 好きなこと・嫌いなことは?
小さなことから練習して、だんだん大きな選択を。
そうやって自分を取り巻く環境を切り開いていくことが大切だと思います。
辛い思いをたくさん経験したあなただからこそ、人の痛みが分かる、小さな幸せに感謝できる、素敵な人だと思います。
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